TOKYO STROLL

東京でどう生きよう

新宿

仕事で、進学で上京した人は、新宿に初めて行った時のことを覚えているのだろうか。

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人の多さとか、街の汚さ美しさ、歌舞伎町のいかがわしくも魅力的なネオンの光。

イメージでしかなかった新宿が目の前に広がり、五感で実感した時のあの気持ち。

新宿に行くといつも、上京したてのあの頃の気持ちが蘇る。

 

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初心に返ってとはよく言われるが、その思い出しかたは誰も教えてくれない。

初心とは、言葉にできるような気持ちのことではなくて

言いようのない不安や驚きやワクワクした気持ちのことだからじゃないかな。

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私の会社には目覚まし時計というキーワードがある。

ふと目に入った時、大事なことを思い出させてくれるものを決めておこうというものだ。

わたしにとってそれは多分新宿だ。

東京という狭さと広さに、親元を離れてこれから始まる未来の小ささと大きさに、

怖くて震えながら武者震いするあの感じ。あの感じと新宿は一体なのだ。

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早稲田

この春、大学を卒業した。

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うだつの上がらない四年間だった。

サークルも、輪からちょっとはみ出したところにいた。

「なんでこんなに頑張って資源ゴミを作っているのか」と思いながら卒論を書いた。

卒業式も出なかった。

それでもゼミの先生には感謝していたから、長いメールを送ったけど

返信はたったの1行だった。

 

 

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それでも四年間毎日歩いた通学路を卒業するのは、ちょっと寂しい。

 

富士見坂から光化学スモッグのなか、霞んで見える新宿のビル群

自分の居場所をちゃんと知っている野良猫たち

あなたはもう忘れたかしら、神田川

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美しいなあ。

私の通学路。

むくんだ顔した私を送り出し、疲れた顔した私を迎えてくれた通学路。

 

 

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若さを無駄にできるくらい若かったのだと、もう少し経ったら思えるかな。

 

 

小手指

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東京にきてはや三年と半年とちょっと。

一人暮らしには慣れてないけど、東京暮らしには慣れた。

でもさ、やっぱ道産子がイメージしてた東京と実際の東京って結構違うんだね。

魚は美味しいし、人も人情溢れてるしさ。

コウモリだってはじめて見たのは池袋だったし、

晩夏には街全体が金木犀のいい香りになる。

ちゃんと入学式の時期に咲くさくらも初めて体験した。

人と自然が隣り合わせに存在しているというよりかは、

人の生活の隙間にふいにかおを見せてくれるんだね東京の自然って。

 

「でも」なのか「だから」なのかわからないけれど

黄色く染まるいちょうの木は見かけても、

色づく山って見てなかったなあと思ったのですね。

クソみたいな用事で小手指に行ったときにね。

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紅葉狩り」なわけだわあと思ったよね。

これは狩りにでないと紅葉見れんわあと。

 

 

歩いてすぐのキャンパスでさえ、家からでる決心をするのに小一時間かかるのに

所沢キャンパスはどうよ。

入学式行ってそのまま退学手続きするレベルで、心折れたね。あの通学バス。

都の西北どころの話じゃねーぞってね。

でも体格のいいおにいちゃんがいっぱいいるのは素敵ですね。

 

 

そもそも最初の投稿が埼玉じゃねーか。