東京徘徊日記

東京でどう生きよう

新宿

仕事で、進学で上京した人は、新宿に初めて行った時のことを覚えているのだろうか。

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人の多さとか、街の汚さ美しさ、歌舞伎町のいかがわしくも魅力的なネオンの光。

イメージでしかなかった新宿が目の前に広がり、五感で実感した時のあの気持ち。

新宿に行くといつも、上京したてのあの頃の気持ちが蘇る。

 

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初心に返ってとはよく言われるが、その思い出しかたは誰も教えてくれない。

初心とは、言葉にできるような気持ちのことではなくて

言いようのない不安や驚きやワクワクした気持ちのことだからじゃないかな。

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私の会社には目覚まし時計というキーワードがある。

ふと目に入った時、大事なことを思い出させてくれるものを決めておこうというものだ。

わたしにとってそれは多分新宿だ。

東京という狭さと広さに、親元を離れてこれから始まる未来の小ささと大きさに、

怖くて震えながら武者震いするあの感じ。あの感じと新宿は一体なのだ。

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